マーケティングの大家コトラーは、かつてマーケティングの辞典とでも言うべき大著『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』を出版した。 さらに2010年、新たなコンセプトを引っ提げて『コトラーのマーケティング3.0』を出版した。 そして2016年、…
マーケティングといえばコトラー、コトラーといえばマーケティングだ。 マーケティングを勉強しようとした人なら誰しも、『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』に出会い、その分厚さに辟易としたはずだ。 言わずもがな、私自身も『マーケティン…
2020年1月、イノベーションの大家クリステンセンが亡くなってしまった… クリステンセンは、1997年に『イノベーションのジレンマ』を出版した。 『イノベーションのジレンマ』では、破壊的イノベーションという概念を用いて、なぜ大企業がイノベーションのジ…
第Ⅰ巻では、QCD+Fというフレームワークを中心に生産システムとしての製造業のアウトプット面について取り扱っていた。 さて、第Ⅱ巻『生産マネジメント入門〈2〉生産資源・技術管理編』では、そのインプット面として経営資源の管理や製品開発について取り扱う…
QCDというフレームワークをご存じだろうか。 ビジネスマンであれば、研修や上司からQCDを意識しろなんて言われた経験があるかもしれない。 QCDとは、品質、コスト、納期の頭文字で、仕事でもなんでもアウトプットの際に気を付けるべきこととして扱われている…
時たま、新技術や新製品の登場により世界は大きく変わる。 例えば、iPhoneに代表されるスマートフォンの登場で人々の生活は大きく変わった。 これは、すなわちイノベーションだ。 そして、時としてイノベーションは、その新技術により新興企業が既存の大企業…
バーニーは、ポーターの対抗馬としてよく名前が挙がる。 ポーターは、業界における企業の位置づけに注目し、企業が自分に有利な形で業界に陣取ることができれば、自然と競争優位に繋がると説いた。 これはポジショニング理論と呼ばれたりする。 一方で、バー…
人間とは、本当に複雑な生き物だ。 論理的に考えると思いきや、感情に支配されたりと、人の行動は様々な要因に影響を受ける。 しかも、個人のパーソナリティーに加えて、組織の中の1人、組織の中の組織では、また特性が変わってくるときている。 冗談ではな…
21世紀になっても世界には問題が溢れている。 世界規模でも企業レベルでも個人的なものでも、なかなか問題が解決しないのは、それが複雑だからだ。 複雑というのは、すなわち、誰か1人を悪者と断定できないということだ。 わかりやすいのは戦争だろうが、ど…
教科書と銘打っているだけあって、良くも悪くも教科書である。概要、理論、実践と順序だって幅広く、わかりやすくまとめられている。余談になるが、非常に論文じみたこの構成、やはり著者が研究者だからだろうか。UXについて概観するにはとてもいい本だが、…
誰だって心理学には興味がある。 なぜなら、ちょっとしたテクニックで他人をコントロールできれば、いろいろと役に立つからだ。 私もその1人であるが、今まで良い本に出会えていなかった。 理由は、よくある一般書籍は、それこそ表面的なテクニックが並べら…
あなたがシステムや機械の操作を間違える。 そして、上司や管理者に怒られた後で、あなたは思う「だって使いにくいんだもの」 誰しも今まで使いにくいアプリや機械に出会ったことはあるだろう。 なぜ、デザイナーはこんな使いにくものをつくったのだろう? …
偉大なる経営学者マイケル・ポーターは、最年少でハーバード大学の教授になった後、1980年に『競争の戦略』を出版した。 『競争の戦略』では、5フォースというフレームワークをベースに業界における競争戦略がどうあるべきか、緻密な分析がなされた。 そして…
最も知名度がある超ド級の経営学者といえばマイケル・ポーターだろう。 その名を知らなくても、5フォース、コストリーダーシップや差別化戦略、バリュー・チェーンという言葉は聞いたことないだろうか? 彼は、史上最年少でハーバード大学の教授となった後、…