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ひとまず読んだ本の紹介を続けていく

今枝昌宏『ビジネスモデルの教科書』の紹介

前に読んだビジネスモデルの本『ビジネスモデルの教科書』を紹介する。

指標

  • テーマ:ビジネスモデル
  • 文章量:普通
  • 内 容:普通
  • 行 間:普通
  • 推薦度:★★★☆☆

内容

序章 ビジネスモデル概論と本書の読み方

まず、ビジネスモデルの意義について説明している。

結局のところ、いくら現状分析を重ねても、最終的には戦略に落とし込む必要がある。

その際に役に立つのが、これまで先人たちがつくりあげてきた定石としての型、すなわちビジネスモデルなのだ。

後半は、ビジネスモデルを特徴づける枠組みを説明し、本章へ続く。

第1部 事業レベル編

ここからは厳選された31パターンのビジネスモデルの説明が始まる。

各モデルにつき、その説明や具体例、注意点等々を順に説明している。

第1章 顧客セグメント・顧客関係のビジネスモデル
第2章 提供価値のビジネスモデル
第3章 価格/収入構造のビジネスモデル
  • レーザーブレード
  • フリー
  • 敵の収益源の破壊
第4章 ビジネスシステムのビジネスモデル
第5章 事業レベルのビジネスモデルのまとめ

ここで小休止。事業レベルのモデルのまとめとなる。

具体的には、戦略の適用例という意味での各モデルが実際にどのように戦略を体現しているのかという軸でのまとめとなる。

第2部 コーポレートレベル編

ここからは、第1部がいわゆる事業戦略であるのに対し、全社戦略の話に移る。

第6章 コーポレートレベルのビジネスモデル集
  • 資源再配分の加速
  • 同業との統合
  • 周辺産業との統合
  • ブランド買収・再生
  • 川下への進出
  • 川上統合によるブラックボックス
  • 中立性・専属性のマネジメント
  • レバレッジドバイアウト

まとめ

ビジネスモデルのカタログという形容がぴったりだろう。

こういった勉強を始めた頃に読んで、とてもおもしろかった。

ビジネスに関する様々な話題がビジネスモデルという形でコンパクトにまとめられており、難しくなく飽きることなく読むことができる。

ただし、あくまで応用というかケースの羅列であることには注意されたい。

今になって思えば、経営の諸理論に基づいてはいるが対象も粒度もバラバラな話題が「ビジネスモデル」という便利な言葉でまとめられているとも言える。

逆にそういった理論をある程度知っている人ならば、Strategyに対するTactics、あるいはOperationの本として楽しめるのかもしれない。

いずれにしろ、身近な企業がどんなことを考えてビジネスをしているか、その具体例を多く知ることのできる本だ。